OCPP 1.6 とは こんにちは、バックエンドエンジニアの山浦です。 こちらの記事ではOCPPとは何かについて、ざっくりとご紹介できればと思います。 OCPPとは OCPP(Open Charge Point Protocol)はEV充電器とその充電器が通信するサーバと送るメッセージについて定義しているプロトコルで、世界的にEV充電器で採用されておりグローバルスタンダードになっています。 OCPPには充電の開始、終了やEV充電器のソフトウェアアップデート、さらには予約などの通信メッセージが仕様として定義されており、これに準拠したEV充電器、サーバを用意することで自社のサービスはもちろん、他社のOCPP準拠のEV充電器やサーバとやりとりすることができるようになります。 用語 OCPP上だとEV充電器、EV充電器用のサーバはそれぞれ呼び方が決まっています。また、他の頻出するワードも併せてご紹介します。 パラメータ名 説明 Charge Point EV充電器 Connector EV充電器についている充電ケーブルの挿し口。OCPPではCharge Pointに1つ以上のコネク
Identity-Aware Proxyを使ってLoadBalancerにGoogle認証を導入 こんにちは、バックエンドエンジニアの山浦です。GCPのサービス、Identity-Aware Proxyについて調べたのでまとめてみました。 ChatGPTによるこの記事の要約 GCPのサービスであるIdentity-Aware Proxy (IAP)は、HTTPSによってアクセスするアプリケーションに一元的な承認レイヤを確立でき、ゼロトラストモデルに基づくセキュリティを提供する。Load BalancerにIAPを組み込むことで、悪意のあるアクセスを防ぐことができ、VPNが不要なため無駄なネットワーク転送を防ぎ、スピードも向上する。内部IDと外部IDの2種類のログインを提供しているが、操作ログを残すなどの機能は提供しないため、そのような場合は別の解決手段を検討する必要がある。 はじめに 「このツール使いたいけど、ユーザログインの機能がないんだよね。」とか、「リモートワークで開発環境に接続したいけどVPNを経由でのアクセスにしないといけなくて遅いから困る」ということありますよね?その問題、Identity-Aware Proxyを使えば解決できるかもしれないです。 GCP